
らないなどの条件があり、それぞれのカードには得点が設定されている。
〈自然度の評価方法〉
生態系の頂点(食物連鎖の頂点)に位置する猛禽類のクマタカ・オオタカがどれだけ生息できるかで評価した。クマタカ・オオタカが生息できるということは他の動植物もたくさん生息できるということである(生物の多様性の尺度となる)。ポイントが高いほど自然度が高いということになる。
自然林・二次林をどれだけ残し、しかも連続しているかということで、クマタカ・オオタカが生息するための条件を設定した。
〈川のきれい度の評価方法〉
川のきれい度は、指標生物となる水棲生物の種類でわかる。また水道水源として使用した場合、水がおいしいということで、川がきれいだと判断した。市街地、農耕地、植林地、残土捨て場、ゴミ処分場、ダム、ゴルフ場な

クマタカ
翼開張:140〜165cm
全国の山地に生息。
『絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律』の国内希少野生動植物種に指定されている。
どが何もない水のきれいな状態を1,000ポイント(基本ポイント)とした。
例えば、ダムを作れば水質が悪くなるので、−200としている。また市街地や農耕地は、下水道・合併処理浄化槽・単独処理浄化槽・くみ取りを利用しているかで、得点が異なる。
〈公共度(公共施設の充実や交通網の整備)の評価方法〉
ポイントが高いと税収・補助金が多くなり、公共施設や交通網などが整備されて生活しやすくなる。
税収は、工業団地やゴルフ場を対象とし、補助金はダム、ゴミ処分場(他の自治体用)、植林地を対象とした。参考までに、クマタカ・オオタカの資料(カットは「自然ガイドとり」(文一総合出版より)、土地カード(実際にはカラー)・ゲーム盤を以下に掲載する。

オオタカ
翼開張:106〜131cm
全国の丘陵地などに生息。
『絶滅のおそれのある野性動植物の種の保存に関する法律』の国内希少野生動植物種に指定されている。
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